講師:新潟大学人文学部教授 松本 彰 日時:基本的には、毎月第4木曜日、夜7時から 場所:パトス音楽村(越後線内野駅前 電話025ー263-3577) 春からはじまった新潟オルガン研究会ゼミナール、秋から第2期をはじめます。 今回は、「渡邊順生『チェンバロ・フォルテピアノ』を読む_前編」です。渡邊順生『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍 2000年、6800円)は、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ(三つの有弦鍵盤古楽器)について包括的に書かれた画期的な本です。900頁近くもあり、たいへんな力作ですが、決して読みにくい本ではありません。それぞれの楽器の説明が、懇切ていねいになされているとともに、演奏者ならではの率直な意見が随所にはさまり、読み出すとやめられない本です。チェンバロなど、古楽器に興味を持っているひとにはもちろん、現在のピアノやオルガンなどいわゆるモダンの鍵盤楽器を弾いているひとにも参考なることがたくさんつまっています。 この渡邊順生『チェンバロ・フォルテピアノ』は、パトス音楽村(越後線内野駅前の楽器・楽譜屋さんです。電話025ー263-3577)で取り寄せることができます。第2期はこの本の第7章までを扱います。 第一回は、講師が担当しますが、第2回以降は、ゼミナール参加者のみなさんにも発表に参加してもらいながら、楽しくすすめていきたいと考えています。 ◆第1回 10月25日(木) 松本 彰「有弦鍵盤楽器の歴史を考えるために」 「第1章 チェンバロとは何か」 ◆第2回 11月29日(木) 「第2章 チェンバロの発生とイタリアのチェンバロ」 「第3章 フランダースのチェンバロとその影響」 ◆第3回 1月24日(木) 「第4章 クラヴィコードの原理と初期のクラヴィコード」 「第5章 ドイツとフランスにおけるチェンバロの製作伝統」 ◆第4回 2月28日(木) 「第6章 クリストフォリとスカルラッティ」 「第7章 金の卵を産んだルッカース」 |