講師:新潟大学人文学部教授 松本 彰 日時:基本的には、毎月第4木曜日、夜7時から 場所:新潟大学人文学部3階LL教室 新潟オルガン研究会ゼミナール、第3期に入ります。 今回は、「渡邊順生『チェンバロ・フォルテピアノ』を読む_後編」です。渡邊順生『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍 2000年、6800円)は、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ(三つの有弦鍵盤古楽器)について包括的に書かれた画期的な本です。900頁近くもあり、たいへんな力作ですが、決して読みにくい本ではありません。それぞれの楽器の説明が、懇切ていねいになされているとともに、演奏者ならではの率直な意見が随所にはさまり、読み出すとやめられない本です。チェンバロなど、古楽器に興味を持っているひとにはもちろん、現在のピアノやオルガンなどいわゆるモダンの鍵盤楽器を弾いているひとにも参考なることがたくさんつまっています。 この渡邊順生『チェンバロ・フォルテピアノ』は、パトス音楽村(越後線内野駅前の楽器・楽譜屋さんです。電話025ー263-3577)で取り寄せることができます。 ◆第1回 4月24日(水) 「第8章 バッハの鍵盤楽器」 ◆第2回 5月23日(木) 「第9章 バッハの息子たちとクラヴィコードの時代」 「第10章 モーツァルトの鍵盤楽器」 ◆第3回 6月27日(木) 「第11章 ベートーヴェンのピアノ」 「第12章 フォルテピアノの演奏様式」 ◆第4回 7月25日(木) まとめの討論 |